散歩の継続が難しいのは公園などの運動場所が近くにないから

継続するのが難しい

運動不足の解消や健康を維持するためには適度な運動が必要です。とはいえ、いきなりハードな運動はかえって体に負荷をかけてしまうため手軽にはじめられる散歩からスタートすることをおすすめしていますが、いくら手軽にはじめられるとはいっても毎日継続するのはそう簡単なことではありません。継続できない理由はいくつか考えられますが、「散歩の効果を理解できていない」「毎日行うのが面倒」「疲れていて散歩をする気になれない」などを挙げる人が多いようです。
先述したように散歩をすることで得られるメリットはたくさんあります。散歩を続けることで身体活動量が上がるため、筋力や体力がついて疲れにくくなりますし、ダイエットにも効果があります。しかし、ダイエットや体力増強の効果はすぐに実感できるものではありません。ある程度続けなければ実感できませんが、即効性を期待している人はその点を理解していないため、効果が感じられないと判断し早い段階で辞めてしまうのです。
また、散歩そのものを面倒だと感じて途中で辞めてしまう人もいます。自宅で腰を落ち着けているところに散歩のためとはいえ、わざわざ着替えて外出しなければならないことを億劫に感じる日もあるでしょう。雨が降っていると特にそうです。しかし、一度でも面倒だと感じてしまったら続けていくのが難しくなってしまいます。そのままズルズルと辞めてしまうパターンが多いようです。

テレワーク疲れの余波を受けて

これまでとは違う環境で仕事をすることで生活リズムが変わり心身に悪影響を及ぼしている人も少なくありません。そのような状態をテレワーク疲れといいますが、疲れを残した状態では散歩にも前向きに取り組むことはできないでしょう。さらに疲れを溜めてしまうだけです。そのため、少しでも体を休めようと散歩そのものを辞めてしまうケースもあるようです。

環境を整えることが大切

散歩を継続させたいなら環境を整えることを考えましょう。公園や川沿いの近くに自宅があれば思い立った時にすぐに散歩ができるのでおすすめです。それに緑豊かな公園の近くに住むことで健康にもいい影響があります。アメリカの環境団体が行った、女性を対象に住んでいる緑地と死亡率の因果関係についての調査によると、緑地の量が多い地域に住んでいる女性の方ががんになるリスクが低くなることがわかりました。
公園の近くに住むメリットはそれだけではありません。部屋の日当たりがよくなる、アスファルトに比べて緑地は気温が低いため猛暑対策に効果がある、災害対策に役立つ、など健康効果以外にもたくさんあります。